この記事の結論
瞬間接着剤+硬化促進剤は、日常生活で瞬間接着剤を使う全ての場面で活躍しますよ!
(※この記事は2019/11/16 にnoteで公開した記事のリライトです)
以前、ガンダムベースの講座で大西先生の講座がありまして、合わせ目消し、瞬着パテの方法なんかをちょいちょいと学びました。
あ、大西先生の本は本当によいので超オススメです。
で、普段、プラモデル用接着剤を使って「ムニュー」のあと、どうしても溝が残るケースがあるので、瞬着パテをその時の対応に…と考えていたのですが、どうにも瞬着方式の欠点は白化でして、例えば無塗装仕上げしようと思うと、白化は結構な強敵となってしまいます。
白化とは…
一般の瞬間接着剤では、接着時にはみ出した部分のモノマーが蒸発し、空気中の水分と反応してポリマーを生成。そのポリマーが被着体に付着して、白い粉をふいた状態になってしまいます。
とのことで、硬化がゆっくりすすむ程、その影響が出てしまうようです。
白化を抑えるためには「硬化促進剤」を手に入れるしかない!と思ったわけです。
硬化促進剤で一番有名なのは「アルテコ」のもののようです。
ただ、これはスプレー方式で結構臭いがエグいとのこと。ブースで使うか外で使うかですが、少し不便ですね。
そういえば昔、ボトルの中で気化させてそのガスでも十分…みたいな…記事を読んだような…
ということで、検索しまくった結果、タミヤの硬化促進剤がいい!とのことでした。
タミヤの瞬間接着剤硬化促進剤は、接着する片側に瞬間接着剤、反対側に硬化促進剤を塗布してあわせることで、一気に硬化を進めるようです。
ただし、アルテコが「貼り付けたあとに吹き付けるスプレー式」であるように、硬化促進剤はその「気化したガス」によって十分な効果があるという事のようで、必ずしも直接塗る必要は無いようです。
手元に豊富にストックがある、すぐ使う溶剤の保存などで使っているスポイトボトルにキッチンペーパーを入れたものを作り、硬化促進剤の液体を溶剤を少量入れて、気化したガスをプシュプシュとかける感じでやってみました。
結果としては…
「バッチリ固まりました」
直接塗るよりも若干硬化速度は遅いかもしれませんが、かけたもの、かけなかったものを比較するとその白化の差、硬化速度の差は歴然でした。
しかも匂いはほとんどないといっていいレベルなので、念のための換気さえしておけばOK。スプレーのように大量にまき散らす事も無い。とても便利です。
液状の瞬間接着剤は速いものの、ゼリー状の瞬間接着剤の場合、液状よりも元々硬化速度が遅い事もあり、より時間がかかりますね。念入りに、長めに吹きかけるようにしてください。
日常生活全般で大活躍。様々な補修、プラモデル、模型、工作はもちろん、釣りでもかなり有効に使えますよ。
是非、一家に一本、タミヤのメイクアップ硬化促進剤、お試しあれ!