ThreadsのおすすめTLはこう作られてそう?という話【2023年・年末版】

ThreadsのおすすめTLが「○○ばっかりだ」とお悩みの方、お嘆きの方はちょっと気にするだけで全く違う世界が構築されますよ、という2023年年末時点でのThreadsのおすすめTLについての記事です。

※あくまでも私のタッチインプレッションですので合ってるかどうかは知りませんし、俺の思う要素はこれだみたいなのも否定はしませんよー。

ThreadsのおすすめTLの構築に関する私見

ThreadsのおすすめTLは2023年年末段階、概ねこの要素が強く使われてるなと思います。

まず、これは確実になさそうなものとしては以下の要素を強く参照しています。

  1. 直近のいいね、リポスト
  2. 直近の自分のポストのキーワード
  3. 直近のおすすめからどのような個別ポストを閲覧したかアクティビティ

また、しっかりと検証していないのですがこの行動もおそらく影響を与えると考えます。

  1. リプライをつけた元のポストの内容
  2. 検索する(検索したキーワードそのものなのか、その後の行動結果なのかでちょっと不明瞭ではあります)

その上で、次の二つはサブ要素としてあるかなぁと思いますが、こちらについては若干構築要素としては弱めかなと思います。なくはないですが主ではないです。

  1. フォローしているアカウントの類似アカウント
  2. F/Fのフォロワー

そして、上記の基本要素を含まないポスト、というのはほぼ回ってきていません。

これには例えばTwitter(X)ではむしろ主となる「インプレッションが高いので皆が興味があるだろう」「話題として盛り上がってるからあなたもいっちょかみしませんか」という「興味と関係なく、話題になってるからおすすめするよ!」的なものも含まれます。トレンドからのサジェスト、悪く言えば炎上案内ですね。

というのも、Threadsでは「インプレッションが多い≒リポスト・いいねが明らかに多い」と仮定したときに、自分の守備範囲外でのそういったポストが埋めてくる事は観測できてないんですね。

ですから、興味として示されていないバズツイートをおすすめTLに出すアルゴリズムはなさそう、と考えています。

これらの組み合わせの結果として、おすすめTLはよい感じにも、荒れたようにも、見えるのです。

なぜ、おすすめTLが「そう」なってしまうのか

よく「おすすめが荒れている」とか「TLがゴミであふれてる」というポストが流れてきますが、大きく二つの無意識の行動によってTLを育成してしまっている可能性が高いです。

自分で積極的に読んでしまっている

おすすめTLで読みたくないポストをついつい個別でチェックしちゃったりしてませんか。

ん?(ポチ) うわぁ…何このポスト…内容ひどいな…

見た!?見たってことは気になるってことでしょ!?

Threadsちゃん
Threadsちゃん

おすすめを少しでも増やしたいThreadsちゃん、わざわざクリックして読んだってことは興味があると思ってしまいます。

個人的には「汚物をみて汚いと嘆く」と表現していますが、人は案外、嫌悪対象をわざわざ見てしまう習性があります。

くさいだろうなと思いながら靴下の匂いを嗅ぐ。そんなところから、わざわざ嫌悪ニュースを見に行ってしまうところまで、様々なところであります。

TLに、フォロワーの誰かがリポストしてきたりで・・・例えば今だったら有名人の不祥事の話題・・・が載っているとしましょう。それについて自分は書かれたポストをついつい読んでしまう。

それによってアルゴリズムは「このポストに関連したキーワードに興味を示すんだな」と判断しておすすめTLのアルゴリズムを変更します。

「嫌いなポストだけど気になって個別ポスト表示する」という行動が、おすすめTLに嫌いな話題を増やす一つのシグナリングになると推測しています。

自分で積極的に書いてしまっている

荒れたSNSだとおもってる人、例えばこういうポストしてませんか?

「○○の話題とかどうでもいいいし、ウザい。Threadsも荒れてきたな」ッターン …っと(キメ顔)

書いた!?書いたってことは気になるってことでしょ!?

Threadsちゃん
Threadsちゃん

おすすめTLがつまらないポストで埋まる理由のもう一つはこれです。

Threadsのキーワード解析はポジティブ/ネガティブの判断がないアルゴリズムと思われるため、発言すれば「○○」に興味があると判断し、関連するポストをサジェストしてきます。

実際興味があることには間違いありませんし、ネガティブキーワードを用いながらも関連する情報を集めたい人はいます。

ですから、読みたくないカテゴリの愚痴を書くということは、あなたの意思がどうあれ、その「キーワードに興味がある」と表明するのと変わりないのです。

また、ウザいとか、荒れてきたとか、こういったキーワードも似たような愚痴を引き寄せる原因になりますね。

そう「TLは己の鏡」

ですから、おすすめTLが〜と言っている方は、残念ながらあなた自身の「見た」「書いた」という「興味行動」がフィードバックされているだけ…であり、

TLは己の鏡

という身も蓋もない結論となります。

「見ない」「触れない」「言及しない」が最適

Threadsちゃんはあなたの行動をみて「興味」を返しているに過ぎませんから「一番簡単なポストの召喚術」は、ポストを見ること、話題に言及すること、いいねすること、ようは「明確な行動を伴わせること」です。

重ねますが、アルゴリズムにネガティブ/ポジティブの判断はつきませんから、見たくない話題は「見ない」「触れない」「しゃべらない」ことが、自分のおすすめTLを守る最大の方法、ということになりますね。

逆に考えると快適なおすすめTLの構築は

「自分にとってポジティブ(摂取したい)な情報を出し、流れてきたポジティブに行動でフィードバックすること」

もちろん、ゼロにはなりませんし、うっかり触れてしまうことはあるでしょうが、その都度、自分の好きな情報を流すよう、手入れしてあげましょう。

これに併せて、アカウントのブロック・ミュートを組み合わせて快適なTLを保つ方法かなと思います。

余談:「Threadsはこんな話題ばっかり」と言うのは観測範囲が狭いだけ

いうまでもないですが、おすすめTLはそのユーザの特定の行動によって引き出されるそのユーザに向けた話題性のピックアップですから、それ以外の話題はたくさんあります。

ユーザ数も増えてきて、それに伴って様々な話題は増えてきています。ただし、当然Xとの絶対的な人数の差は一つ一つの話題の総量の差として現状は歴然としてありますね。

また、全体TLがないThreadsでは話題性の俯瞰はかなりしにくく、検索も時系列をわざと外す事によってコンフリクトを減らし、濃度の集約を起こしにくくしているように思います。

加えて、インプレッションが高いからおすすめに出す、というのはXにおいて典型的な炎上パターンの一つにありましたが、これを単純に取り入れていないのは、いわゆる炎上バズ狙いを起こしにくくする狙いかなと思います。

そんなこんなで、来年もThreadsについては変化が続くかなと思いますが、現状のMastodonでもかなり充実していますし、キーワードによる表示コントロール系の機能なんかは充実して欲しいなーなんて思いますね。

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