MOONPLANNERにシンデレラフィットなレザーカバー

「MOON PLANNERというノートのカバーを作って欲しい」という依頼を受けまして、要望を聞きながらシンデレラフィットのレザーカバーを製作してみました。

MOON PLANNERシンデレラフィットカバーのデザインコンセプト

要望としては2点

  1. スッキリ収まる、表裏に差し込みの表紙で2冊入るもの
  2. シンプル。余計な装飾は不要

まず「スッキリと納まって、2冊入る」というシンプルであることを価値とするオーダーでした。

通常、手帳カバーといえばペンホルダー、閉じておくためのスナップやベルト、しおりにする紐などがよくありますが、その手の装飾は一切不要。ということでした。

開いて使うときに邪魔ですし、実際、ペンホルダーなどはそこから傷んでくることもありますし、ペンはペン入れに入れた方がより安全ですからとても合理的といえます。

実際、商品として出そうと考えるとそこまでカットするのはなかなかできないだろうなと思いますし、売り物には逆に存在しないオーダーメイドだからこそできるとも言えますね。

MOON PLANNERシンデレラフィットカバーの仕様

  • 表・裏に1冊づつ差し込む2冊仕様
    ノートの表表紙、もしくは裏表紙を差し込んで使う事をベースにデザインしています。
  • MOON PLANNERを2冊差し込めるNORMAL版と、MOONPLANNER&NORTYのWIDE版
    MOONPLANNER×2(もしくは薄い同版ノート)と、NORTYの厚さに対応したMOONPLANNERとNORTYの2つのバージョンがあります。

MOONPLANNER シンデレラフィットカバーのギャラリー

MOON PLANNERシンデレラフィットカバーは、たまに販売してます。

製作者がかなり気まぐれ。ハンドソーイングのオールハンドメイドのため数はできません。ですので、気が向いて作った在庫がある場合のみPayPayフリマにて出品しております。また、製作スキルの向上に併せて、価格は逐次改定していく予定です。

厚み、色、革のオーダーについては…どうしようかな。相談してみてください。

ただ、「きまぐれ」出品は大判はぎれセット、タイムセール等…いわゆるアウトレット的な、安い仕入れで作っているのでなんとかその価格で出していますが、工数を考えると正直それでも赤字といっていいです。とてもその価格ではできません。

個人製作だからこそ、また希望の革のスポットの仕入れには上代/送料等、それなりにお金はかかりますので、ご理解いただける方のみご相談ください。

出品している製品に関する注意点

  1. 本革製品ですので、生体由来のの傷・シワなどがありますが、シワや傷は木材の木目、年輪などと同じよう「天然だからこそあるもの」です。そちらについては「作品に大きく支障がでるもの」以外はそのまま用いています。ご理解いただける方のみ、よろしくお願いします。
  2. 表示される色などは環境により異なります。色味の違いなどによる返品はできません。
  3. 修理対応等はお受けできませんのでご了承ください。ただし毛羽立ち等をなくすための補修作業工程についてのご相談(アドバイスのみ)はTwitterもしくはTwitterのDM等で御連絡ください。

販売中のMOON PLANNERシンデレラフィットカバー

MOON PLANNERシンデレラフィットカバー WIDE(MOONPLANNER&NORTY)(濃いめの紺×黒)

2022年1月製作

外側をかなり深みのある紺。内側は羊革のややソフトな黒の革を使用してつくりました。コバは黒。糸は六花の淡い紫です。

こちらはNORTYを組み合わせるためのWIDE版です。光の加減では黒く見えるくらいの紺ですが、光の下では青みを見せてくれる、そんなカラーです。

PayPayフリマにて出品中です。

過去製作・販売したMOONPLANNERにシンデレラフィットなレザーカバー

MOON PLANNERシンデレラフィットカバー 明るめの青

初期製作4点のうちの1つ。染めむらに味のある革を使用したカバーです。

革の手触りもよく、薄すぎず、厚すぎず、色味は派手すぎず、没個性すぎず、ちょうどいい。そんな感じのカラーです。

MOON PLANNERシンデレラフィットカバー イエロー

初期製作分の1つです。オレンジっぽいような落ち着いたキャメル系イエローの革をつかった作品です。

扱いやすい革でとてもしなやか。よく巾着っぽいしぼりのあるバッグに使われてる感じの革です。

MOON PLANNERシンデレラフィットカバー WIDE(MOONPLANNER&NORTY)(シャイニーな水色)

このノートカバーを作るきっかけになった、妻からの依頼品です。

ドラムダイ(メタリック)を使ったもので、薄くて腰のない革なので、すこしテンションをかけ過ぎると縫い目が絞られて…縫い上げにとても苦労しました。

そのかわり、薄さ故のしなやかさでかなり綺麗にフィットするカバーとなっています。


トップに戻る