2023年ふりかえり、Twitterの終わりとはじまり

2023年振り返りでございます。

Twitterの終わりと新しいSNS生活のはじまり

2月、イーロン春のBAN祭りから始まるTwitterの終わり。その後、FediverseのひとつMastodon系「fedibird.com」に拠点アカウントをおかせてもらって、Facebookをほのかにアクセスを戻し、Instagram、Bluesky、そして7月からはThreadsとSNSの動きに変化が出ました。

細かいことは省略しますが、Twitterやめたのは概ね「よかった」と思ってます。途切れてしまった縁も多くありますが、新たなご縁もありますし、何よりノイズの小ささ、話題を追いかけ回されずに済むことはとてもヘルシーな生活だなーと思いながら過ごしております。

Threadsのはじまり

Threadsが始まり、夏頃に一度アクセスはガクンと減りましたが、10月を超えてだいぶアクティブユーザが増えてきたな、という感じです。

Instagramを積極活用していた企業の他にも、企業公式も少しづつですがメジャーどころが動いてきていて、イイカンジだなと思っています。

ActivityPubへの対応も少しづつ始まっていて、今後はその拡張、さらに機能追加など、7月からたった5ヶ月ほどのサービスとして考えれば十分な進歩ですね。

ActivityPubの旗艦となるサービスだけに、イイカンジに育ってくれるといいなぁと思っています。

なお、「Threadsのおすすめはドブ」みたいな発言もありますが、Threadsだから特別多いと言うこともなく「人間が集まればこんなもの」というのが正解でしょう。ThreadsのおすすめTLはTwitter以上に「己の(行動の)鏡」といっていい感じで構築されるなと、いくつかの行動テストで感じたところですが、その上で「Threadsのおすすめはドブ」みたいな発言を振り返ると、なかなかに趣のある感じだなと思うところです。

その辺りは後日また記述してみようかなと思います。

Twitter(X)の終わり

私にとってのTwitterは終わっているのですが、Blueの深化、外部アクセスの閉鎖性の進行、外部へのアクセスブロックを強化など、閉鎖的なサービスとして進行し、さらにモデレーションの放棄や収益分配によるスラム化、オーナーによる積極的なヘイト活動、と、外側にいても話題には事欠かないサービスだなと思って観察しています。観察する分には楽しいですね。

それでも、多くの人にとってのTwitter(X)は終わっていない、というよりは、離れづらいものであるということも認識しています。

機能追加などの速度については残ってるエンジニアすごいなぁって思う一方、文化/場所としての衰退、終わりは始まっていると思いますが、個人的に考える終了条件は「イーロンがお金を突っ込むのを諦めたとき」です。これはイーロンが買収をしたときから一切変わっていません。

この一年、イーロンは見事に広告プラットフォームとしての価値を引き下げ、アカウント課金サービスを必死に充実させていますが失った広告費はカバーできない。そういう状況にあることは事実ですね。そのため、まずは次の利払いに向けて、イーロンが保有するその他のビジネスを売って補填していくかどうかがカギとなります。また、給与関連訴訟など、お金に関しての問題が続出しているのも懸念ポイントですね。

ただ、それとは別に、先日「広告にファイルダウンロードが仕込める」というポストがあったとのことで、もはやまともな場所ではなく、賢明な人はWindows OSのPCからアクセスすることは避けた方がよいかなと思いました。

というかてことはAndroidOSの乗っ取りとか出来ちゃうでしょうし、行政機関とかマズいでしょコレ。

Blueskyへの期待と不安

Blueskyに関しては、場所としてはおもしろいところだな、と思いますが、それも招待制によって維持されている側面はまだあり、公開すれば今のような環境ではなく、ThreadsやXのようなユーザ品質に近づいていきます。これはもはや宿命といっていいかなと思います。

また、楽しんでる人には嫌われるかもしれませんが、Blueskyのサービスは遠からず終了するもの、と私は見ています。

BlueskyはProtocolでありそのフロントの一つでしかない、というのはAcvitityPubと同じなのですが、問題は広がりがないところなんですよね。そして本質的にMastodonと同程度の「ユーザの情報を売らない」というポリシーがあり、そのポリシーは広告ビジネスを難しくします。広告ビジネスは基本的には「数多くのユーザ、そこにいるターゲットに対してどれだけ発信するか」ですから、ユーザ数が現状ではたいした広告は得られませんし、それがターゲットも絞れないただの掲示では品質は極めて劣悪といって差し支えないのです。

現状は「お金持ち」によってキープされていますが、今後それが続くかどうかはわかりません。なによりそれを始めたジャック・ドーシーは運営との意見の違いから既にアカウントを消去しており、Nostrのほうに移行しています。ということは、今後どういった形で資金調達がしていけるのかについてはかなり不明瞭なのです。ドメイン売って稼いではいますが、しっかりとしたサービスに育っていくのに「広告もない(できない・品質が低い)」「資金的背景も弱い」「収益力も低い」では、厳しいな、という印象しかありません。

また、ThreadsがActivityPubでの接続テストを始めたところで、今後に一段のハードルができたなぁ、と思うところで、EUはActivityPubでの発信を導入し(その開始日とActivityPubのテスト日が同じだった、というところは明確な関係性があるでしょう)、Blueskyに企業・行政が入ってくるインセンティブはほぼありません。

そのことから、Blueskyの継続性についていつまで目を向けてもらえるのか(ようはどこかで金にならない限りITサービスは続かないことから)「先は極めて厳しい」という印象しかないですね。

その他のあれとかそれとか

Fediverseの小さなサーバは2024年はむしろぼつぼつの人数のインスタンスが畳まれるケースが増えてくるかなと思っています。私が間借りしているFedibirdは続いて欲しいのでお賽銭していますが、そのユーザ数/寄付者人数を踏まえても、やはり厳しいなと感じました。

フリーミアムに慣れきったユーザは構造的には「賑やかしにはなるが負担力がなく、また増えるほどトラブルが増える」からです。それはユーザが増えても寄付を募ってもそれに見合うだけの運用コストが生み出せず、畳むしかなくなる、というケースにより増減していくでしょう。

たいっつーとかは使ってないのでよくわからないです。旧態依然とした中央集権サービスなので、サービスオーナーがお金を出して続けるとしていれば続くでしょう。それくらいです。

mixiは実はつぶやきの機能をActivityPubに接続すると生き返る可能性があるなーなんて思ってます。

コロナにかかって後遺症もあって

体調面とかそういう話としては、ずっと回避し続けてきましたが、今年に入ってコロナに感染。5類になってからなのでお金もかかるし保険も出ないというタイミング。

結局、SpO2がある程度戻ったといえるまでほぼ2ヶ月ほど。なかなかに引っ張りまして、そこから体力をちょっとづつ戻すまでさらに。筋力に至っては戻らず、みたいな感じですね。いやあ、タダの風邪はすごいですね。

今後もこの騒動と付き合っていかないといけないと考えるとトホホな感じですが、いかんせんなにも解決しないまま、解決した気持ちだけ広がっている状況は本当に面倒だなと思うところです。

いわゆる「更年期」といったアレ

どうもなんかいろいろ不調があるなぁと思いつつ、コロナと暑さのせいかと思ってたのですが、せっかくなので人間ドッグで「遊離テストステロン」の値をチェックしてきました。

いわゆる「更年期障害」の基準となるデータをとってきたわけですが、来年度以降ならセーフだけど現状判定だとアウト、そんなレベルでした。

原因がわかればまあ「そうかー」って感じですが、ホルモン注射については反動が大きく、根本治療というよりは補充して減ったらまた補充、ということのようなので、今のところ漢方治療をしています。

標準検査にはないのですが、原因として不明瞭なあたりが明確になりますし、ぼちぼちのお年の方はみなさま数値チェックしたほうがいいですよ〜。

そんなこんなで、今年一年は割と変動した年でしたが、来年は来年で私生活上の変化の年でもあり、来年もよろしくお願いします。

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