あけましておめでとうございます。
すっかり釣り関連のほうばかり更新しておりますが、釣具以外で買ってよかったものの紹介です。
これを導入した事で、2022年の年初から気になっていた「ある症状」が改善しました。
(※なお、個人の体験ですので全ての人がそうなるとは限りません。とりあえず医者に行って検査してもらい適切な判断をして貰うのは大前提です。)
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傾斜枕とは…
画像:あごまくらさんより
一般的な枕は首から上を持ち上げますが、傾斜枕は緩やかにかつ広い範囲を持ち上げる枕です。
「スロープ」といったほうがわかりやすいでしょうか。ほんの少しですが、概ね肋骨から上が緩やかにななめの状態になります。
そして、導入した事である症状が改善しました。
何故、傾斜枕を買ったのか…
2022年の年初から喉元あたりまでに凄く違和感を感じていて、まあそれでも強い症状の頻度はそれなりだったので放置してたのですが、さすがに春先まで続き、少しづつ継続的になりました。
そうなると「いうてもなあ…」という事で、重い腰を上げて病院にいったところ、ガッツリ逆流性食道炎とのこと。知ってた。
で、対策としては…
食べた後すぐに横にならない・そもそも食べ過ぎない
と、容赦ない答えなんですが、まあ意識してても、一番横になっている時間が長い寝る時間を対処したほうがよさそうだなと。
継続的になった逆流性食道炎はその後どうなったか…
快癒しました!
もちろん、投薬もしていましたが、症状の日常的な発生を感じなくなったところでそれも終了。その後の再発も「ほぼ」ありません。
(食べ過ぎたときはおきます)
傾斜枕を使うとどんな感じか?
今回買ったのは7度ほど(実際には沈むのでもう少し緩いと思いますが)の傾斜がつくという「あごまくら」さんの傾斜枕。
胸骨あたりから緩やかに上がって行く感じです。単純な直角三角形ではなく、ややアーチ状になっています。
胃は胸骨の下になりますから、ちょうど胃から上に少しづつ角度がつく位置になってくる感じですね。
7度というとほとんど水平じゃん…?みたいなイメージかと思いますが、例えば10%勾配の坂で5〜6度の間だったかと思いますし、実は結構しっかり傾いてるといえます。
つまり傾斜枕を使う事で、角度的に胃の入り口は多少超えても食道を戻ってくるほどの姿勢ではなくなるわけです。
よって、寝ている間に逆流状態になりにくく、胃のムカムカ感は残っても、喉元が荒らされる状態はかなり緩和されるといっていいかと思いますし、体験的にはそうでした。
傾斜枕って寝にくくないのか?
恐らく、ここが一番気になるポイントだと思いますが、答えとしては「人による」といっていいと思います。
私の場合は「めちゃ寝やすい」といったほうがいいくらい寝やすくなりました。もちろん、逆流性食道炎の症状があったから…というのはありますが、快癒した今でも寝やすいので入れたままです。
おそらく理由は簡単で、体が持ち上がってる方が寝やすいタイプだった、という事なんだと思います。
小さい頃から、ぜんそくではないもののセキ風邪を拗らせると2ヶ月くらい咳が続くことがあって、そのときに体を起こして寝るよう言われ、そうやって寝ることでちゃんと寝ることができていた経験もあり、私は水平よりもほんの僅かに傾いていた方がいいのかもしれません。
傾斜枕をまずはお試ししてみる方法
タオルケットを広げ、まずは腰側からスタートして頭側に90センチ程で広げたら折り返して、三角形になるよう折返しながら最終的な高さが10センチ強くらい。これでだいたい7度くらいになるので、階段状に折りたたんで「布団の下」に入れてみてください。
それで何回かお試ししてみてください。寝やすければ「買い」です。
誰でも思い付くと思うんです。「ちょっと挟めばいいじゃん」って。でも、実際になんども作り直すのめんどくさいでしょう?
だから傾斜枕を買うんですw
傾斜枕を選ぶポイントになりそうなところ
できるだけ幅が広いものを選ぶ
布団の上にするにしても、下にするにしても、幅が広いのは大前提です。寝返りで落ちてしまったり、下に敷いた場合は布団の両端が下がります。
ちなみにうちの場合はマットをちょっと狭いタイプを並べて使っているので布団の下に敷いても問題が無いのですが、広い場合は傾斜マットレスなどを検討するほうがよいかもしれません。
傾斜は7度程度
余り急角度のものはおすすめしません。大丈夫な人は大丈夫だと思いますが…。
今使っているのが7度。この場合は姿勢の変化はほとんど変化を感じずに使えるかなと思います。
実際には上半身は持ち上がっていて、水平より上の角度になりますから、胃からの逆流は押さえられていると感じました。
中〜硬質系のウレタンを使ってるものを選ぶ
常に角度を維持するためには反発力が必要です。特に布団の上で使う場合に低反発ウレタンタイプだと意味がないので、中・硬質のウレタンを選んで下さい。
私がマットの下に置くことをオススメするのは、体の下に直接置くことで「点圧」になりがちなところを避ける意味もあります。
私の傾斜枕の使い方は「布団の下に入れる」
多くの利用写真だと布団の上に通常の枕と置き換えるような形で使われていますが、私は布団の下に入れています。
これは私が「それ以外に枕を使う」からでもあるのですが、ウレタン系の感触と保温は欲しくないこと、マットレスの感触はそのまま、傾斜角度が欲しいからというのが大きなポイントです。
また、うちの場合はマットをちょっと狭いタイプを並べて使っているので、幅が広いタイプであれば布団の下に敷いても問題が無い、というのもあります。
そのため、布団の下に入れています。これでも物理的に上半身は持ち上がりますから、傾斜枕としての機能は十分あります。
ですから、選んだ枕は布団の幅にできるだけ近い物を選んでいます。
買ったものと、他によさそうなもの
買ったのはこちら。「あごまくら」さんの傾斜枕です。先に挙げたポイントは全てカバーしております。
他にも、ワイドタイプとしてはこちらでも大丈夫かなと思います。
どちらでも問題はないと思いますが、あごまくらさんの商品は綺麗な直角三角形ではなく、アーチ部分もやや円弧状になっており、違和感がより少ないかなと思います。
逆流性食道炎に悩む方は是非!
絶対治る!と保障するものではないんですが、一つの体験談として本当にQOLの上がった商品でした。
2022年のベストバイ!
傾斜枕はいいぞ!
というお話でした。