2000年頃。もう20年も経ちますが、Macintosh用キーボードに衝撃のLENDA16というキーボードがサードパーティから発売されました。
アイディ・イーストエンド、アルティメイト・キーボード『LENDA 16 Model V8 USB/ADB』の販売を開始
こちらのキーボード、台座はアルミの削り出しでとても堅牢。キーボードは名機と言われたPowerBook 2400/cのものを搭載していました。
アルミ加工をしているメーカーからでたこの商品。
価格はなんとほぼ10万円。
ちょっとだけインターネットバブル(ホームページバブル)で稼いでた頃、自宅ではタワーのMac。そしてPowerbook 2400c/180とPHSで色々な場所でお仕事してた私は、家のマシン用にもこちらのキーボードを購入したのでした。
Power Labという、その当時西新宿にあったMacのショップで購入しました。とても懐かしい。
最初はUSBモデルを買ったのですが、実はこの商品、メーカーとの間でかなりやりとりがありました。
それは「謎のチャタリングがおきる」ということ。
しかし、こちらでは発生するけどメーカー側では発生しない…ということで、こちらも検証をしてはフィードバック、というのを繰り返し、結果としては「USB基板の仕様によって、キーの入力次第で入力信号が連続的に不要に入ってしまう事がある。ADB版では起きない」ということでした。
そんなスッタモンダはありましたが、「たわみのない超堅牢なキーボード」というものの使い勝手は最高で、2400のコンパクトながら完璧といえるキーボードと相まって、最高の仕事をしてくれました。
そんなキーボードなので、思い出もあり、捨てるのも忍びないので20年経ったいまでも手元にあります。さすがにレザー部位などはくたびれていますが、今でも動作しました。
…そして昨日、新しいオーナーさんに旅立ちました。
少し寂しいところはありますが、新しいオーナーさんによくしてもらえるといいなと思っています。